○諸岡参考人 非常に残念なことですが、人質になれば海賊の言うとおりに行動しなきゃいけないので、じっとしていなさいと言えばそのままなんですが、この船を使って新しい船を、ターゲットを探しに行くんだと言われて、動かせと言われれば、それに従わないと危害を加えられますので、私どもの了解では、このイズミ号はそういった母船として使われたというふうに聞いております。
先ほどからも話が出ておりますが、この母船というのは
諸岡正道
○諸岡参考人 本船イズミなんですが、船会社の場合には幾つか持ち分というのがございまして、この船はフェアフィールド社、英語の名前なんですけれども、これは日本の会社でございます。そこが所有して、船員を集めて、配乗というんですけれども、乗せているという形でございまして、日本郵船、日之出郵船、同一ですけれども、こちらが船を借りている、これは用船という形をとっているので、基本的にクルーを一義的に守る責任というのは
諸岡正道
○諸岡参考人 日本郵船株式会社代表取締役の諸岡でございます。
このたびは、我が国経済を支えるアジアと中東、欧州、アフリカとを結ぶ大通商路を崩壊させかねないリスクのあるソマリア・アデン湾並びにインド洋における海賊問題に関しまして、弊社の意見、要望を述べさせていただく機会をいただき、まことにありがとうございます。
初めに、二〇〇九年の海賊対処法により、ソマリア・アデン湾に海上自衛隊の護衛艦や哨戒機を
諸岡正道